敵対外れ

武田と上杉の敵対が外れました。これにより、上杉は一時的に隣接敵対国がなくなっています。(また、今週川中島の告知も出ていないことから、来週は合戦がありません。)
ただし、外交方針の変更により上杉に友好票を投じていた北条が敵視から疎遠に上がってしまったため、北条がすぐに上杉の敵対枠を埋めることができなくなってしまっています。また今川も敵対枠が埋まっている状態に変化がないため、同じく上杉の敵対をもらうことができない状況です。
これに因って起き得るシナリオは…

1.上杉と雑賀の仮想敵対
すぐにではないにせよ、お互いに本国が挟撃を受ける恐れが考えられる利害が一致する。
上杉は先週伊賀忍会議で仮想敵対の解除を決議されている。この件で今週の上杉会議に伊賀から使者が飛んで上杉側も議題にするって事なんだけど、伊賀忍の主張は『信濃を取られると斎藤の矛先が伊賀に向く、上杉は伊賀忍に対して信濃は取らないと言ってたのに話が違う、伊賀忍のメリットが消滅する』との事なので、仮想敵対国が一つ必要な上杉であっても(ましてや相手は小国伊賀忍である)、今更大局の方針転換に応じるとは思えない。伊賀忍側が取下げない限り、上杉は棄却すると思う。そうなった場合の次の一手は、新たな仮想敵国を作る事になる。
一方、雑賀は合戦での陣取り戦では優勢を収めているものの、強国足利が相手では今一つ決め手に欠く。そこへ持ち上がった三好の復活話。三好がお家再興戦を起こし、復興後は足利と共に雑賀を挟撃する、これは既に足利家老会議の承認を経ていて、11/3開戦とも言われる噂。つまり三好は足利の傀儡国家として復活する。となれば、雑賀は一転窮地に立たされるというわけ。これを防ぐには、復興戦が終わる11/10までに敵対枠を埋めておかなくてはいけない。火急的速やかな対策が必要。
従って、この両者の接近が起こる可能性は割と高いんじゃないかと思う。
2.伊賀忍が上杉との仮想敵対解除を取り下げる
伊賀忍信濃陥落を免れないと判断して一旦スイス化してほとぼりが冷めるのを待つ選択をした場合。
上杉は再度北条を友好封じしたまま武田との敵対を取り返す。伊賀はもう一国(例えば雑賀)と仮想敵対を組んで一旦スイス化して斎藤の脅威を防ぐ。
3.北条の三国同盟離脱
北条が寝返って上杉と手を組む。
武田会議に見えた使者の方は情勢を動かすためと説明していたけど、その前に武田に改善要求を持ってくる根底には少なからず武田に対する不満を抱いている人たちがいることが否めない。そして、私は信じたくはないけど、北条籍のベテランプレイヤー複数に対して上杉から引き抜き工作が行なわれているらしいこと、また根も葉もない噂でしかないとは思うが裏キャラを斎藤に参戦させてるらしいこと、そして過去の小田原評定でスイス化する位なら今川を攻めようと発言した人までいた事実(もちろんこれは評定で圧倒的多数で否決されたけど)。それだけに、北条内部では三国同盟に対する倦怠感、武田に対する不信感が蔓延しつつあるとしても、それ以上に同盟を離脱しかねないという見方をする向きもある。
実現してしまえば甲斐が直接の危機に晒されてしまう、あって欲しくない最悪のシナリオ。

そうならないための対抗策としては、武田が早いとこ仮想敵対を作っちゃうしかない。伊賀忍の仮想敵対を一方的侵攻票か再度今川の切り札交渉で獲得するか、足利か雑賀と交渉して条約を結ぶ。ただし、足利は上杉徳川と三国同盟化を狙っていた過去があるし、雑賀は斎藤と同盟だから、どっちも受けてくれる可能性は相当低いと思う。ベストな道としては、今度の上杉評定で上杉が伊賀を見限って、今川と伊賀が再交渉して成立してくれることなんだけど…。