天皇賞続き

天皇賞の模様は、深夜の中央競馬ダイジェストで見ましたよ。よく競り勝ったもんだ。
天皇賞と名前がつくのに、初めての天覧競走だったんですってねぇ。意外なトリビアでした。
松永幹夫ウィニングランしたところで、スタンドの真正面で騎乗のまま脱帽でお辞儀してたし。*1
なんでもJRAのwebサイトによると「エンペラーズカップ100年を記念して…」だそうで。ん?第1回の天皇賞って1930年代じゃなかったっけか?…それは競馬会としての、なのか。
かげろーの地元、横浜の根岸の山*2の上にある、根岸森林公園は明治時代に日本で初めて西洋式の競馬場ができた場所。戦前のスタンドも朽ち果てて廃墟化してるけど、保存されてる。そこで明治の時代に発祥してることは確からしい…。子供の頃はそんな事全然興味なかったんだけどねね。
でも、カタカナで「エンペラーズカップ」ってのはどうよ?と思うんですが。
天皇賞の優勝関係者には、トロフィーにあたる物として、菊の御紋の入った盾が贈呈されます。盾ですよ、盾。カップの形をした賜杯じゃなくて、盾です。大相撲で優勝力士がもらえるようなのはそのままカップでいいんですけど。競馬の天皇賞でもらえるものはカップじゃないんだから。
言うなれば、"Imperial Plates"あたりが妥当なんじゃないかなぁ、と。

…訂正。明治時代に天皇陛下から下賜されたトロフィーは、当時「花器」だったとのこと。
ならば、"Imperial vase"か。…香港国際競走の芝2400mみたいだな。
あと、皇室というか宮内庁の用語では、天皇陛下宮内庁から授与されるトロフィーの類は、カップだろうと盾だろうと形状はどうあれ統べて「天皇賜杯」「天皇杯」あるいは「賜杯」と言うのだそうで*3。なるほどね…。
11/2さらに続報。その根岸競馬場で行なわれたことのある明治時代の天皇杯競走は英語表記が「THE MIKADO'S VASE」だったことが判明。VASEの読みはフランス語のヴァーズではなく米口語のヴェイスで間違いないそうです。

*1:ってかそういう場合は一度下馬してお辞儀だろうと思うのは自分だけですか、そうですか。

*2:と地元民は呼んでるけど丘だよね。

*3:情報ソース:wikipedia日本語版「天皇賞