雨と夢のあとに

原作もドラマも見てないで、初めて観た(ゴメンナサイ)。なので他の人とは違った感想持ってるのかもしれない。
キャラメルボックスでは「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」に次ぐ、泣ける怪談。
トモハルは子煩悩で、娘さんがいないと何もできない。雨ちゃんも、物心ついて以来のパパっ子だから、パパと離れたくなんかない。
自分は、あんなに子供から慕われる父親になれるだろうか。自信は全くない。
(現に躾でおこって嫌われまくってるもんねorz)

カレッジ・オブ・ザ・ウィンドとはちがって、直接的におっかない*1シーンが劇中2〜3回出てくる。これまでの成井作品だったら、スケッチブックボイジャーですら「ちょっと、この死んだのナシね」って程、人を殺さない。カレッジ・オブ・ザ・ウィンドの冒頭で交通事故死したぐらいじゃないかな?もしかすると。…って程、「原作物は毛色が違うな」と。でも、舞台の上で見せるのには効果的にやったなと。

あととりあえず…
抱きしめてやりたいのに抱きしめられないジレンマ。何度も何度も何度も何度も、「うっ…うっ…うっ…うっ…う゛〜〜〜〜〜〜〜〜;;」と叫びたいのをこらえるのに必死でした。

あー、久々に、おっかーさんのオーラがピンク色ではなく、水色でした。(ぇ?
雨ちゃん、1階席一番後ろまでちゃんと声はっきり届いてた。うまいね。虫男なんかより全然(…ぇ?
夜の会だった為カーテンコールがせわしなくて、1回目の挨拶で岡内さんが今にも噛みそうな早口で焦りまくりながら進めて「午後9時までのシンデレラ」はそこまで*2でした。2回目の三方礼では既に21時になっちゃったのか、シンデレラの登場はなし。3回目(アンコール)に至っては、おっかーさんが(ラストシーンと同じセーラー服姿の)等身大看板を抱えて飛んでくる始末…ううぇっうぇっうぇ;;

*1:いや、決してこれはホラーではないんだけど、幽霊が力を使って生きてる人の命を奪う、行動を妨害するシーン

*2:児童福祉法だか都条例だかなんだかの規制で、今回「雨」役の福田麻由子ちゃんは12歳のため、就業時刻に制限がある。仕方ないね、開演30分早かったら観に来れなかったし…orz