クロノス・ジョウンターの伝説(再)

昨日ケータイを家に忘れたおかげで、行き返りの電車は読書タイムだった。
てことで、新編クロノス・ジョウンターの伝説 コレの出番。
タイムトラベル物のSF作品で、短編3部作。
以下ネタバレですので、まだ読んでない/「クロノス」観てないという人は2作目以降の個所は読まないほうがいいでしょう。(むしろ原作読み終わってからココ読んでください、かな。)

  1. 「吸原和彦の軌跡」…
    これが映画「この胸いっぱいの愛を」やキャラメルボックスの舞台「クロノス」の原作となったお話。
    映画の方は見てないけど、ほぼ「原案になった程度」に別のお話になってるとか。
    で、舞台を見てから読んだ者の感想として。
    うん、SFだ。正真正銘骨太のSFだ。この手のお話は多分高校出てから読んでないんじゃないかと思うほどお久しぶり。
    舞台の方はいろいろと「成井豊マジック」が折り込まれていて、社長が言うほど「原作に忠実」かと言われれば「いやいや結構発展してますよ」ってほど追加された人間関係とかあるんだけど、舞台として見せるにはこうでもしないと印象の薄い部分とかがしっかり補完されたって言う感じかな?
    でも原作の「骨太なSF」の部分を壊さずしっかり堪能させてくれた上で且つ人間ドラマがより濃密に描かれている辺りこそが「成井豊マジック」だと思う。
  2. 「布川輝良の軌跡」…
    昨日読了。
    驚いた。成井豊は「クロノス」の中に布川の伏線を張ってたよ。
    話を戻して。2作目は、「SF作品」としては若干トーンダウン。しかし、3部作の2作目として読むには読者側にも既に予備知識があるので問題ない。しかし、時を越えたラブストーリーとして、2作目の方がより円満なハッピーエンドになっていて、1作目で越えられなかった(と思われる)壁を逆転の発送で解決してしまった辺りが、まさにSF。…ネタバレスマソ。
  3. 「鈴谷樹里の軌跡」…このお話は今日ついさっき読み始めて、昼休みで7割以上読んだ。
    これも舞台の一作目に出て来てた名前ジャン!!しかも、ももこ*1さんが演じた女医さんが主人公!!
    …てことは西川さんまでお見合いさせられて…しかも…(ネタバレすぎ自粛)…なんて切なくていい人なんだ!うはおk!!!1作目に野方のキャラクタを明確に演じさせて正解!!改めて成井豊マジックすげぃや!!
    で、BOG2の作用限界までもう時間が…ってところで、昼休み終了。続きはまた帰りに読もう。

・で、キャラメルならどうよと。

ここまで読み進めたところで、来年キャラメルが上演するであろう配役を予想するのが楽しみになってきた。
確実に、圭=温井麻耶*2、野方=西川浩幸、鈴谷=岡田さつき、警備員=筒井俊作 は不動だと思う。さて、新たに登場する人物で、2作目の主人公となる布川は。3作目の王子様となる兄ちゃんは。このどっちかに岡田達也か大内厚雄が来ないはずがない。
そしてキーパーソンとなる製薬会社のセールスマンは…ぜひ篠田剛をと言いたいところなんだけど、上司の吉澤先生に当てられちゃいそうな気もしないでもない。

*1:→ 岡田さつき

*2:やべぇ、温井ヒロインじゃん、萌えるぞコレwww