「人狼」とは。

ともともが興味を持っているようなので。
テーブルトークのカードゲーム「汝は人狼なりや?」を祖とすると言われる、推理チャットゲーム。
人狼BBS」「人狼審問」などが有名ですね。
これが一時期イマガワンの間で大流行したわけで。
大雑把には。

  • 主に1ゲーム6人〜18人で行なう。それとは別に進行役(ゲームマスター:以下「GM」と記述)が1人必要。
  • 村人の中にまぎれた人狼(ワーウルフ:昼間は人の姿をした、しかし正体は狼のような化け物)が2〜4人まぎれている。昼間は全く正体の区別がつかない。
  • プレイヤーは村人となり、人間陣営と人狼陣営に分かれる。
  • 人狼(以下「狼」と記述)は毎晩一人づつ、人間を食い殺していく(ことができる)。
  • 人間は、全ての狼を処刑して村に平和を取り戻すのが目的。
    狼の見た目は人間と全く区別がつかないので、合議して毎晩一人づつ怪しい人を投票で決めて処刑していくことにしました。
  • 狼はすべての人間を食い殺すことが目的。
    (※ルール上は、生存している人間の数が生存している狼の数以下になれば狼陣営の勝利。)
  • 人間の役職は以下のとおり。
    • ただの村人…何の特殊能力もありません、ごく普通の人間です。知恵と推理を駆使して人狼を村から撲滅しましょう。
    • 占い師(必ず1人)…毎晩村の中から1人を占い、人間であるか狼であるかを知ることが出来ます。
    • 霊能者(参加人数によって0〜1人)…夜処刑された死体が、人間であるか狼であるかを知ることが出来ます。
    • 狩人(参加人数によって0〜1人)…夜、任意の1人を狼の襲撃からガードすることが出来ます。自分自身を守ることは出来ません。
    • 共有者(参加人数によって0人または2人)…登場するときはもう1人の共有者が誰であるかを知っています。それ以外に特殊能力はありません。
    • 狂人(参加人数によって0〜1人)…人間のくせに狼陣営です。占われても判定は「人間」と出ます。狼陣営の勝利が自分の勝利条件です。人間を騙して狼を有利に導きましょう。
  • 役職はGMがランダムに決定し、ゲーム開始時に各プレイヤー個別に通知します。
  • ゲームは1日を1ラウンドとして進行する。1日は昼ラウンドと夜ラウンドがある。
    • 昼ラウンドは全員で話し合って、その晩誰を処刑するかを決めます。(制限時間あり)
    • 夜ラウンドは能力者や狼が特殊能力を発揮します。
      • 占い師は夜ラウンドが始まったら、誰を占うかをGMに申告します。結果は夜ラウンドの終りにGMから知らされます。
      • 狩人は夜ラウンドが始まったら、誰を守るかをGMに申告します。
      • 狼は、夜ラウンドの間だけ、狼にしか聞こえない遠吠えで作戦会議します。(制限時間あり) 
        その日誰を食い殺すかを決め、GMに申告します。
      • 霊能者は、夜ラウンドの終りに、その日処刑した人の正体が、人間であるか狼であるかを知らされます。
  • 夜ラウンドが終ると朝で、GMから誰が死んだかプレイヤーに公表され、生存している人だけでゲームを続行します。
  • プレイヤーは昼ラウンドの会議で、その日の作戦を立てます。
    占い師の占い結果や霊能者の霊脳判定結果が手掛かりになります。
    嘘をつくのも作戦です。狼は昼間は人間のふりをしています。狼や狂人は、他の人間たちを騙して自分の身を守り有利に進めようとします。人間は推理を尽くして狼を発見して処刑しようとします。
    役職を騙るのも作戦です。誰が本物の占い師/霊能者か推理することになります。狼陣営のニセ能力者が話し合いで「本物認定」されればしめしめ…ということになり人間は圧倒的不利に陥ります。

…以上、ほんのさわりで、もっと深い戦術とかいろいろあるのですが、それは書いてたら長くなるので、人狼BBS纏めサイトを見るとか、ググるとかしてみてください。

非常に面白いゲームである反面、ある意味ダークなところを楽しむことから人間不信を生むゲームでもあり、プレイヤーの本性が良くわかるゲームとも言われますw 
中毒者が続出するぐらい人気の高いゲームで、これをweb上で遊べるようにしたものが「人狼BBS」などです。ケータイからでも遊べるようになっています。
人狼BBSなんかだとプレイヤーが演じる村人キャラクタが設定されていて、そのキャラクタのRPを楽しみつつ推理していく要素がより面白みを増しているのが特徴です。
人狼にもいろいろローカルルールがあり、参加人数ごとによる狼や役職者の配分が違ったり、オリジナルの能力者や特殊能力が存在したりします。
信長以外にもUOやFFなんかのMMOコミュニティでも流行したことがあったようです。

群雄イマガワンルール

おぼえてるかぎりで…

  • プレイヤー数7〜16人。
参加人数 村人 占い師 霊能者 狩人 共有者 狂人
6 3 1 0 0 0 0 2
7 4 1 0 0 0 0 2
8 5 1 0 0 0 0 2
9 5 1 1 0 0 0 2
10 5 1 1 0 0 1 2
11 5 1 1 1 0 1 2
12 6 1 1 1 0 1 2
13 5 1 1 1 2 1 2
14 5 1 1 1 2 1 3
15 6 1 1 1 2 1 3
16 7 1 1 1 2 1 3
  • プレイヤーはGMの回りに円を囲むように座る。
  • 原則として一般プレイヤーの対話禁止。
    • ゲーム開始時にGM→プレイヤーへの役職通知、夜パートのGM〜能力者間の連絡、夜パートの人狼同士の会議 のみ対話が使用される。
      (集団会話が実装されたので狼の相談は集団会話化されるかもね。)
  • 処刑者決定の投票は昼パートの終りにGMの合図で一斉に「/指差す」を使用。
  • 死亡者はGMのところに移動して「墓場徒党」に入る。w
  • 妖狐なし