クロノス(キャラメルボックス)

伊東英明だかミムラ?だかが出てるという映画と同じ原作の、舞台。*1
と言っては元も子もないんだけど、中身はしっかりキャラメルボックスの舞台」だった。
さすが、タイムトラベル物の作品を数多く手がけてきた成井豊をして「どうしてこういう話を自分が書かなかったんだ」と言わしめるほどの作品。
絶対に自分が救われない障壁があること、それによって傷つく「残された者」がいる事をもわかってこそなお、4度の失敗を経てさらに一途な想いを成し遂げようとする主人公。たとえ成功してもすぐに引き裂かれてしまう運命にあるというのに…アツいよ…。
役者の面では、若手の成長が著しく思えた。特に畑中。そろそろ主役が回ってきても問題なさそうな充実ぶり。期待大。

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

この話、原作「クロノス・ジョウンターの伝説」は短編3部作で、聞けばもう2作もキャラメルが舞台化するらしく。原作読もうかな…
来春ハーフタイムシアターで2作目3作目やるっぽいから、その前にシアターチャンネルで放映されそうな感じがしますよ!!…ねぇ、氷雨さん。

*1:だもんで、今回のスポンサーにはTBSがついてたり、開幕前の選曲が柴崎コウが歌ってる映画の曲だったりした。ついでに、映画の方にキャラメルボックス坂口理恵も出てたりする。